Crookwood / Rackpot 4chマイクプリ 商品説明 Crookwoodの4チャンネルマイクプリアンプ、Rackpotです。
マイクプリ本体のRackpotと、リモートコントロール部のControl Potのセットになっています。

Crookwoodは1990年代初頭にイギリスでスタートした会社で、
現在でもマスタリングコンソールをはじめ、多種多様な音響機器を製造しています。
創業後最初の製品として「Paintpot」というマイクプリアンプをリリースしました。
このPaintpotはバケツのような形をしておりその奇妙な形から注目されましたが、
音質も高評価を受けヒット製品となりました。


RackpotはPaintpot相当のマイクプリアンプが4チャンネル分入っています。
自然で明るめのクリーン系プリアンプだと感じていますが、素っ気なくつまらない音という印象は無く、
きちんと腰があり明瞭で解像度の高い音を収録できます。
約30年前で3000ドルオーバーの製品ですので、安物の音ではないと思います。

RackpotとControl Potは、XLRケーブル1本で接続します。
長いケーブルでつなげば、Control Potを手元に置きながら
Rackpotは遠くのマイク近辺に配置することも可能です。
ちなみに、Rackpotには操作部分が無くControl Potの接続が前提の作りです。
Rackpot単体でも音は出ますが、何も調整はできません。

Control Potは2チャンネル分の操作部があり、
1&2チャンネルと 3&4チャンネルを切り替えながら設定します。
チャンネル切替はカーソルの上下を押すだけです。
液晶部にどちらのチャンネルが選択されているかが表示されます。
操作部にはLEDで現在値が表示され、全ての表示値がチャンネル切替に伴って切り替わります。

Control PotはRackpot以外にもPaintpotも接続できるようで、
PaintpotにあってRackpotに無い機能は選択できません。
具体的には「TILT」と「GAIN MODEでM-S GAIN」が無効・選択です。

プリアンプのセッティングをControl Pot内部メモリーへプリセットとして記憶できるようですが、
現状では一度電源を落とすとメモリーが消えてしまいます。
メモリー用電池が消耗しているのかもしれませんが、
単純にマイクプリとして使っていただけなので特に気にしませんでした。

取扱説明書がありませんが、マイクプリアンプとしての基本的な機能だけですので
特に難しい事はないと思います。
最初に電源を入れた後、Rackpotの電源ランプが点滅します。
この状態からControl PotのStandbyスイッチを2回下方向へ押すと（Full→Standby→Full）
接続が認識され、以降はControl Potから操作が可能となります。
操作可能なものとしては、
48Vファンタム電源、ローカットフィルター、インピーダンス切替、位相、ゲイン、
です。
ゲインは、プリゲイン切替スイッチとゲインノブの組み合わせで行います。

RackpotリアにAES接続のデジタル端子があります。
また、AESで受けるクロックIN端子もあります。
デジタル接続に関しては確認していませんので、動作保証はできません。
仕様も不明ですが、製造年代からして48kHzまでの対応かと推測します。

4チャンネル全てノイズなども無く、マイクプリとしての動作に問題はありません。 付属品 本体の他に、Control Pot～Rackpot接続用ケーブル（マイクケーブル）、
汎用電源ケーブル2本が付属します。 備考 音が出ないなど致命的な欠陥の場合には返品対応させていただきますが、
基本的にノークレーム、ノーリターンでお願いします。
お手元に商品が到着しましたら、早めの動作チェックをお願いします。
商品到着後一週間を過ぎてからの返品は受け付けられません。

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